ミッドレングスのサーフボードでスタイリッシュなターンを決めたい!そんなあなたに、ラウンドハウス・カットバックのコツを紹介します。

しかし、ラウンドハウス・カットバックは難易度が高く、初心者や中級者には難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、誰でも簡単にラウンドハウス・カットバックができるようになる5つのコツを紹介します。

1. サーフィン カットバックとは?

サーフィン カットバックとは、波のパワーゾーンに戻るために、波の斜面を利用して大きく弧を描くテクニックです。波のトップからゆっくりとアプローチし、ボードを縦にしてターンします。

動画では14秒付近のところからラウンドハウス・カットバックをしている様子が撮影されています。

動画のようにパワーゾーンに戻ることで、フェイスを走りすぎて失速することを防ぎ、サーフィンをスタイリッシュに見せつつ、ライディングを乗り繋ぐことがカットバックの役割になります。

2. ラウンドハウス・カットバックとカットバックの違い

 

 

ラウンドハウス・カットバックと通常のカットバックの違いは明確に定義されているわけではありませんが、ラウンドハウス・カットバックは比較的大きな弧を描くようにターンするカットバックになります。

それに対して通常のカットバックは、ラウンドハウス・カットバックよりも小さい回転半径でターンすることを指しています。

    3. 誰でも簡単にラウンドハウスカットバックができるようになる3つのコツ

     

    ラウンドハウスカットバックは難易度の高いテクニックと思われています。

    例えば、ターンの最初は体を縮こませながら前足加重に乗り、トップからボトム降りる時は、少しずつ後ろ足の踵側に重心を移動させながら、ターンの途中でカラダを開いて、最後は波の崩れているところに思いっきり当て込む。

    このように非常に繊細なテクニックを、一つずつ実践しないとラウンドハウス・カットバックはできないと思い込んでいるサーフィン経験者も多いと思います。

    しかし、実際にターンをしている時間は1秒〜3秒程度なので、上記で解説したような細かいポイントを思い出しながらカットバックの動作を行うのは不可能に近いです。

    なので本記事では、3つのコツを実践すれば、誰でも簡単にできるようになるという方法を紹介しています。

    3.1. 波のトップを見る

     

    まずは波をキャッチしてテイクオフを成功させましょう。この時、進行方向をしっかり見続けるようにしながら、波のトップに目線を向けてください。そうすることで自然とサーフボードが波のトップ付近に向かうので、その次の動作が行いやすくなります。

    3.2. 波のボトムを見る

     

    波のトップ付近に辿り着いたら、次は波のボトム付近を見るようにしてください。この時、なるべく背中側の波を見たいので、アゴの向きはなるべく背中側に向けるようにしてください。

    ここまで来たらラウンドハウス・カットバックの9割は成功しています。 

    3.3. 戻りたい場所を見続けよう

     

    「トップを見て、ボトムを見て」ができたら、最後に背中側にある波のパワーゾーンを見続けるようにしましょう。

    カットバックに失敗してしまうサーファーの多くは、途中で波のパワーゾーンを見ることをやめています。

    ただ見る!それだけでカットバックの成功率はグッと高まりますので、ぜひ試してみてください。

    体の開きや、重心移動など細かいポイントは気にしなくても大丈夫です。大切なことは「ただ自分が戻りたい場所を見る」だけです。

    見れば勝手にラウンドハウス・カットバックになっています。

    4. ラウンドハウス・カットバックの練習方法

     

    ラウンドハウス・カットバックの練習方法は、まず「背中側の波を見れる」ように練習することが大切です。

    目線だけではなく、アゴ、胸を使ってカラダで背中側の波を見る意識を持って、練習しましょう。

    サーフスケートを使って練習すると、反復練習ができるので、大きくカットバックのイメージを何度も練習していきましょう。

    参考記事:サーフスケートの選び方とは?

    5. まとめ

     

    ラウンドハウス・カットバックは難易度の高そうなイメージがありますが、実は全ての動きを分解して分かりやすくすると、最も重要なポイントは「見る」という動作だけです。

    重心の移動や、レールtoレールなどの細かいテクニックは意識しても意味がありません。

    トップを見て、ボトムを見て、戻りたい方向を見続ける。

    たったこれだけでラウンドハウス・カットバックはできるようになります。ぜひ「背中側の波をしっかり見る」ことを意識してやってみてください。

    記事を書いたヒト

     

    書いたヒト:ヒガシーサー(@higashisacom)サーフィン歴20年以上の中級者。19年独学で練習し上達しなかった経験から、サーフィンを科学的メソッドに基づいて練習する方法を実践。たった3ヶ月で上達できた方法を一般サーファー向けに分かりやすく解説している。Instagram フォロワー数 34,000人、YouTube チャンネル登録者数 16,000人、ブログ発信歴15年以上(関連書籍4冊出版)、2023年からサーフボードブランドのデジタルマーケティングを担当。

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    3月 23, 2024